ふおーかるクラブ 第2回写真展 「都会の色」

  2013年7月に東京芸術劇場にて開催した写真展をWEB写真展としてご紹介いたします

ご挨拶


私たち「ふおーかるクラブ」は、約4年前に現ペンタックスフォーラムの中にあった会員組織「フォーカル」の会員から有志が集まり発足いたしました。

毎月、様々な得意分野を持つ先生方のご指導のもと、日々写真に関する知識・技能の習得に各自努力しております。撮影ジャンルは日常の街並みから、スナップ、祭り、鉄道、花、モデル撮影と多岐にわたり、日々情熱を持って写真を撮り続けております。

今回の作品は、「ふおーかるクラブ」の第2回写真展として「都会の色」をイメージして、撮りためた中から選ばれた作品です。会員各自がそれぞれ持てるテクニックと作品作りのイメージを、しっかり意識して盛り込んでいます。
光と色と構図、それにシャッターチャンスを捉えた私たちの作品を、是非ご覧ください。

作品は展示順に掲載しています    ※Flashギャラリーはこちらをクリックしてください


君がいた春

Photographer:Nakashima.K Location:東京・新宿御苑
時期は桜の季節。有給休暇がとれたため、カメラを手に新宿御苑へ春を探しに行く。撮影をしていると、以前、仲の良かったクラスメートにそっくりの女の子を見かける。
僕と同じようにカメラを手に春を探しに来ていた。そんな彼女の一瞬をきりとった。

咲き誇れ、君

Photographer:Nakashima.K Location:東京・新宿御苑
春の陽気の中、新しく手に入れたレンズをカメラに装着し、新宿御苑へ。桜が満開の時期もあって、人で賑わっていたが、熱心に桜を撮影しているカメラ女子が、ふと僕の方を振り向いた。
咲き誇るかのような満開の桜とともに、その一瞬をきりとった。



桜散る

Photographer:Iida.N Location:東京・曳舟
「雨が静かに降っている中、無人の公園にひとひら、またひとひらと雨に誘われるように桜が散り敷き、幻想的な風景を描いていた。(曳舟の近くの公園)」

花火

Photographer:Harada.M Location:神奈川県・川崎市
吊るされていたイルミメーションを見上げて。光の色は赤・黄・青・白……激しく変化した。
暗い空間にはかなく散る輝きを残したかった。連続撮影モードにし、イメージに合致するまでシャッターを切り続けた中の1枚です。



光差す街

Photographer:Harada.M Location:東京・新宿
看板に写り込んだマネキンが目に入って。看板そのものの光跡も印象に残った。
ピントはマネキンに合わせた。看板の青色がボケて隅々まで染めた。「今だ」と思った

パープルの追憶

Photographer:Komiya.M Location:東京・六本木
都会のショーウィンドーの中に母を見た。当時、ふじ色と言ってたこの色の着物を纏い、アップに髪を結いあげた母は参観日では友人の若いどのお母さんよりも綺麗だった。担任の教師までが「○○さんのお母さん、きれいやなぁ~」と必ず言った。亡くなるまでお洒落で、優しかった母を六本木のガラス越しに偲んだ。



窓枠の中の印象派

Photographer:Kusakawa.H Location:東京駅丸の内駅舎
東京駅丸の内駅舎の写真を撮って歩いている内に、ステーションホテルの窓枠の中に、暮れなずむ和田倉門方向の空が写り込んでいるのが目に入った。印象派の画家たちに大きな影響を与えた英国のターナーの描く夕映えの景色がそこにあった。

ひとときの時間

Photographer:Yamaguchi.I Location:東京・神楽坂
神楽坂の細い裏道を歩いているとお店のガラスのドア越しに見えたほんのり明るい照明にてらされた綺麗に並んだグラスが眼に強く焼き付きました。仕事帰りの疲れた自分が癒される、世界の心の扉を開くようなお店に引き込まれていく自分がそこにありました



街のたそがれ

Photographer:Miyamoto.H Location:東京・六本木
都会は華やかな飾りと複雑な照明の中に囲まれています。夕闇が迫るころになると昼の名残の景観と灯りをともした夜の文化景観が交差します。この時間帯の複雑な街の色を表現したくて、透明プラスチックの壁に映り込んだ昼の世界と壁を通過した地下の電灯下の世界を重ね合わせて撮ってみました。

愁色雨情

Photographer:Oshikawa.M Location:東京・青山
しのつく雨の中、青山通りを散策していると、おしゃれなポスターが掛かったカフェに目が留まりました そこには物思いにふける初老の紳士が一人。どんな優しさを秘めているのですか?
雨音を聴きながら温かい湯気に癒されたいですか?私だったらこんな日は、雨に打たれながらカミングアウトしてしまうかも。きっと赦してくれそう、そんな優しい雨だから。



別世界~blueSky&BlackPearl~

Photographer:Oshikawa.M Location:東京・六本木
白壁に午後の照り返しが眩しい六本木ストリート。コバルトブルーの空色をうつしたかのようなドレスの飾られたショーウインドーには目もくれず、黒い紗の衣を纏った僧侶は淡々と歩み去って行きました。

痕跡

Photographer:Kubota.S Location:台北
淡水=美しい夕陽で有名な海沿いの街。
ひとりで旅をしていると、ふとどこかに自分を見つけたくなる。色付いて行こうとする景色の中に、確かに存在し続けているものと消えていくものが曲がり角で出会ったという記録。



静寂への扉

Photographer:Kubota.S Location:タイ・バンコク
船着場の喧騒を背に進んでいくと、人の消えた工事現場に球体が何処かからの光を受けて佇んでいた。何故かとても美しく思えた。真ん中の扉の先の世界を想像したが静けさしか見えなかった。

摩天楼の湖底に遊ぶ

Photographer:Motosugi.M Location:東京ミッドタウン
1階のエスカレーター天窓から地下を覗いて撮りました。天窓には水が流れていて、地下がまるで水中のように見えました。遊んでいる子供が印象的なポーズを取るまで待ったことと、ビルや空の映り込みなどの全体の構図に気を付けました。



紅色の舞台の記憶

Photographer:Motosugi.M Location:横浜・みなとみらい
ビル内にある、大きな赤い水玉模様の広場です。兄妹と思われる子供たちが、まるで2人の舞台のように走り回っていました。子供たちが水玉の丸の中にちょうど入るように、タイミングを待って撮りました。子供が少しぶれているところが、遠い記憶の中の思い出のようだと思いました。

思いに耽る

Photographer:Iida.N Location:東京・新国立美術館
「誰か人を待っているのだろうか? 闇に沈み始めた美術館の壁に、ひとり寄りかかって思いを巡らしている人がいる。 印象的な建物の中でひときわ目を引いた。(新国立美術館にて)」



White Christmas in my dream

Photographer:Kusakawa.H Location:東京・銀座
毎年、クリスマスになると、素敵なディスプレーで楽しませてくれる銀座の店々、中でもこのパーラーは落ち着いたセレブリティな飾りつけが魅力で、いつも立ち寄る店だ。白いツリーをイメージさせるブラインドに、向かいの建物のファサードが写り込み、飾りつけの終わったツリーをイメージさせた。

Information Overload‐置き去りの心

Photographer:Morita.K Location:東京・八王子
情報過多の都会の生活。いつのまにか大切な心が置き去りに。
あなたは大切なモノを切り捨ててはいませんか?ハート型のような赤い風船を、置き去りにされたココロ(ハート)として。



囚われのプシュケー

Photographer:Morita.K Location:十日市場
プシュケーは魂や心。
物や情報に惑わされ心を自由に解放できない都会の暮らし。
蜘蛛の巣に囚われる真っ白な綿毛をプシュケーに置き換えて。

雨に唄えば

Photographer:Yusa.Y Location:東京・板橋
大雨で、さしている傘が壊れるほど……でも、夕方の街の照明があたりを美しく覆っていました。
その時、向こうから女の子が二人仲良く傘をさして歩いてきたのです。歩いていた渡り廊下が、大雨でびっしょり濡れ、茶色の板が水色になり傘をさした二人の姿が、そこにクッキリ浮かび上がりました。
私は思わず、雨の臨場感を出すため[1/2]のスローシャッターにしてその姿を写し撮っていました。



通い路

Photographer:Tanaka.H Location:東京・早稲田
冬の並木通り。
何気ない日常をローアングルで切り取りました。

通り過ぎゆく

Photographer:Tanaka.H Location:駅構内
駅の雑踏で人の流れをスローシャターで表現しました。



過去への回想

Photographer:Yamaguchi.I Location:東京・早稲田
広場にあった大きな木の周りを取り囲むように色とりどりのペットボトルが綺麗に並んでいるのが、目につきました。それで、これだけではインパクットがないので、過去の自分を連想するように写真の中に自分の影を写し込みました。いろいろなボトルの色のひとつひとつが自分の大事な思い出を表しているように。(戸山公園)

休日

Photographer:Aono.M Location:東京
休日の散歩中、緑の中でくつろぐ女性と子供を見て何とも言えない雰囲気を感じ、特に子供のしぐさがいい絵となるようタイミングをはかり、柔らかな雰囲気がでるよう絞りは開け気味にし、また、高速シャッターが切れるよう感度をやや上げて撮影しました。



「ちぃーす!」

Photographer:Nakae.Y Location:東京・日本橋
入り口を抜けた先に、等身大以上の大きな金魚鉢の中を優雅に泳ぐ金魚がお出迎え。群れから外れて、愛想を振りまく金魚がこの子でした。初めて室内の照明が強いところでの撮影でした。赤色の表現が難しく、一緒に行った友人、ほったらかして四苦八苦していたことを覚えています。



取り残された空間

Photographer:Saito.Y Location:東京・代々木
近代的なビル群のすぐ裏に再開発から取り残された一角があった。
その中でも今にも朽ち果てそうな家屋があり、都市化に抗っているようにも見えた。そのようなイメージを表現したく、近代化の象徴であるドコモタワーを、もやがかかったように白く飛ばして撮影してみた

特訓中

Photographer:Saito.Y Location:東京・豊洲
夕暮れの豊洲にて、少女がスケートボードの練習をしていた。あまり上手ではない。
でも、だからこそ上手くなりたいのだろう。こんな時間まで何度も何度もボードを走らせていた。
そんなひたむきな姿に心惹かれて、夕日を背景にシャターを押した。



変貌の街

Photographer:Takahashi.A Location:東京・高田馬場
自宅ベランダから見える富士山を望遠で捉えた。今は見える富士山も大型クレーンの下のビルが伸びてしまうと見えなくなってしまうかもしれない。この貴重な風景も永遠では無いというまさに変貌する街の色に出会った一瞬。

Untitled

Photographer:Munemura.S Location:東京・西新宿
「デザイン的に惹かれて撮りました。
特に意味を持たせたくなかったので,Untitled(表題なし)としました。」



魅惑のお味

Photographer:Komiya.M Location:東京・恵比寿
写真仲間と写真展を見に行った。改札口付近にその唇はいた。魅惑いっぱいの微笑み浮かべて。
こんな素晴らしい被写体がいるのにどうしてあなたたち、おしゃべりに夢中なの~。
私? もちろん帰りは友人たちより一足遅れて会場を後にしました。
彼女たちが帰りにあの魅惑の唇に吸い寄せられていないことを願いながら。
粘って百枚程度シャター切りました。もちろん友人たちの分も含めてね。

「夏景」

Photographer:Takahashi.A Location:東京・渋谷
真夏の渋谷のスクランブル交差点での光景。信号待ちの白人女性の赤と、黄色のタンクットプが夏の渋谷の街に映え、まさに都会の色に出会った瞬間と感じた。



ブライト・タイム

Photographer:Miyamoto.H Location:東京・渋谷
都会の朝は、希望に満ちた明るさの中に、慌ただしく忙しい日の始まりでもあります。丁度、天津恵氏の「太陽の輝きの中での世界の目覚め」をイメージした原画をもとに作成した素晴らしい壁画をバッグに、その絵の前を通過する様々な人を待ちました。そして最もふさわしい人を撮らしてもらいました。

門出の決意

Photographer:Nakae.Y Location:東京・早稲田穴八幡
初心者講座の撮影会で撮った一枚です。このときのテーマは「F値」でした。めいっぱい絞って、奥行きと人の動きがでるようにチャレンジしていたことを覚えています。                               
ローアングルで力強さもでたと思っています。



にらみ

Photographer:Kodaira.S Location:東京・早稲田穴八幡
圧倒的な存在感の狛犬に興味を惹かれました。「眼力(メジカラ)」を強調する為、主題を左半分に配置し、目線の先を想像させる構図としました。全体的にカラー、配置バランスに注意したので、安定感のある作品になったと思います。

異次元への改札

Photographer:Kodaira.S Location:東京新宿駅
自動改札のイルミネーションの鮮やかさに興味を惹かれました。直前の講習を参考に、シャッタースピードを遅らせて露交間回転を行っています。
鮮やかなカラーのブレにより不思議な情景を生み出す効果が生まれたと思います。



琥珀色の魅了

Photographer:Ikezawa.M Location:東京・六本木ヒルズ
年に一夜の『六本木アートナイト』。波紋を描く365本のウィスキーのボトル。華やかで荘厳なハーモニー。
ライトアップされより輝かしく美しい琥珀色に魅了され引き寄せられる。
ISO1600でシャッター速度をかせぐ。

東京銀座

Photographer:Munemura.S Location:東京・銀座
「デザイン的に惹かれて撮りました。
特に意味を持たせたくなかったので,Untitled(表題なし)としました。」



虹色の魅了

Photographer:Ikezawa.M Location:パシフィコ横浜
カメラと映像の祭典CP+の会場で発見したガラス越しの虹色。しばしその場を離れられず虹色に絡める被写体を待つ。なかなか現れない被写体と移動してくれない被写体!!
でも魅了する虹色にシャターシャンスを覗う。

「Shel we dance?」

Photographer:Yusa.Y Location:渋谷・セルリアンホテル
ダンスを撮るのが好きです。バックに流れる音楽も良いし彼らの躍動感が何ともいえず心地良い。                                     一人のダンサーが目に止まりました。
赤い衣装を身にまとい、何かに挑むような目。それを表現したいと思いました。



WEB写真展を最後までご覧いただきありがとうございます!



今回もホームページ上にてクラブ写真展の作品を公開する事といたしました。

プリントまでを完成と考えていますので、展示の順序、雰囲気等々、実際の写真展にはどうしても劣ってしまう点はあると思いますが、いかがでしたでしょうか?

ふおーかるクラブの第2回の写真展のテーマは「都会の色」
前回の写真展終了から都会の色をテーマに様々な作品を撮りためてきました。
ストレートではない色の表現にちょっと戸惑われた方もいらっしゃると思います。
写真展作品セレクトにあたりメンバー各自が数点作品をプリントして持ち寄りました。
先生にご協力いただき、それぞれのベストをセレクトするのではなく、全体の統一感が出るように最終作品を選んでいます。
ふおーかるクラブが表現する「都会の色」
作品を見ていただき、見る方それぞれに違った何かを感じていただければ幸いです。
東京藝術劇場で7月の開催となった今回の写真展。連日猛暑の中、たくさんの方々にご訪問いただきありがとうございました!
そして様々なお声をいただき、メンバー一同とても嬉しく思い感謝しております。

最後に今回の写真展開催にご指導、ご尽力、アドバイスをいただきました関係者の皆様にお礼申し上げます。

※WEB写真展の感想等、ご意見ご感想をお聞かせ願えれば幸いです。

メールアドレス:photo@focalclub.com